コウケンテツ先生のぬらくるチン!がいやらしく聞こえるのはこの世で僕だけでいい


ぬらして、くるんで、チン!
リードとオレンジページプレゼンツの料理教室には、コウケンテツ先生直々に濡れ濡れにされたいマダムたちが挙ってリードを片手に一枚持って池袋に現れたという。
僕も料理教室に参加したいのだが、汚れなき穴を提供しなければならないという大きな代償を払うのは御免だ。
マダムも憤慨しかねない。

いや、こんなことが言いたいんじゃないんだよね。

このごろは料理が心底楽しいので、料理ブロガーになるべくおいしいくできた料理をあげていこうと思います。





































『男子(腕毛)ごはん』ならぬ『パイ毛ごはん』という番組を持つのが夢ですかね。

半年前の冬の日、記録的な寒さを観測したのは僕がカフェでコーヒーを飲みドンキーコングをプレイした後だったという

その日私は仕事を早々に終えて疲れた体にカフェインを注入するために行きつけのJoyce Cafeへ向かった。屋外で目立たない建物の隙間で営業している優しいマスターのいるお店。平日は22時に閉店。仕事終わりの際どい時間。店を脇目に仕事を終えて車で通りがかると、マスターが目深に被ったハンチングから渋い顔を覗かせる。雨よけや椅子を片付けているところだ。機会を逃すのはいつものことだ。飲みたいときに限って雨降りや部長の説教がつらつらと始まるんだ。しかし今日は何の邪魔もなく、仕事も早々に会社を後にした。心ばかしか信号も青が目立ち、固定された954kHzから流れるチャラチャラした流行歌も子気味良く聴こえてくるほど気分は高まっていた。ガス会社と不動産屋に挟まれたその場所には、いつもの暖かい色の白熱球のランプと木製看板が見えた。車を停める。何やら騒がしくいつもの様子ではない。チャラチャラしたざわつきがある。ラジオから流れた流行歌のようだった。店の奥が見えたときに、何があったのかと思った。スーパーファミコンとプロジェクター、そして蛇口のある隅では美容師が散髪中。理解しがたい状況に唖然とする私は差し詰めいいネタが浮かばないチャドマレーンといったところか。とりあえず緩めたネクタイで手持ち無沙汰を解消しマスターにオーダーをした。いつものブレンド。どういったイベントかと聞けば、野外散髪後にリフレッシュした感覚で映画を見るという企画だったらしい。斬新すぎる。しかも映画はあのいのちの食べかただと言うじゃありませんか。コーヒーも飲んで映画も見れるなんて今日はいい日だと思った。ホッと一息。先ほどからシャキシャキとリズムをたてている美容師に目をやると、雰囲気イケメンの風体で、尚且つ顔もイケメンというオールイケメン。美容師に列をなすかわいい女の子。この子たちがいのちの食べかたを見てドン引きするかと思うと、先が思いやられた。そして、さっきから気になっているスーパーファミコンは何なのかと聞くと、どうやら時間潰しのためだけに持ってきたらしい。本体からはドンキーコングがウホッ、と顔を覗かせている。気がつくと持ち主から電源スイッチが押されドンキーコングが始まっていた。映画を企画した人たちと一緒にドンキーコングをすることに。僕はとりあえず見物した。1機1機とゴリラが亡くなっていく。コーヒーも2杯目に差し掛かったところで僕にコントローラーが回ってきた。小学生の頃、友人と夜なべして攻略したドンキーコング。体が覚えているはず。残機も少ない状態で1ステージ途中から始まり、ボスまでほぼ無傷で辿り着く。ボスも難なくクリア。ステージ2が始まった。水中のステージで苦戦するも終盤まで夢中になってゴリラを動かした。しかし、惜しくも溶岩のステージでマグマに溶けてゆくゴリラたち。気付くと腿にあったコーヒーの温もりがなくなっていた。ゲームに夢中になっていたのか人が増えているのさえ気付かなかった。残機を増やし、コントローラーを他の人へチェンジしようとしたのだけど、なにやら突き刺さる冷たい視線。髪を切り終えて気分爽快な筈の女の子たちからの鋭利な視線。上映準備をしている人たちの顔は笑っていても目は死んでいる、そう、片桐はいりみたいな視線。ハッと我に返る。僕は会場にあふれる空気という空気を読まずにチャドマレーンみたいな顔でゲームに夢中になっていたみたいだ。その原色づかいのカラフルなコントローラーに付着した汗を拭い、あたかも嫌々しい物かのように不躾に他の人へ渡すと、すぐさま用事を思い出した風な顔をして、あたかも時間がない的な、仕事が入っちゃった的な、ことを言いその場から立ち去った。冬の寒い日、車内の冷めたコーヒーに残るごく僅かのクレマが心なしかぷつぷつと音をたて、僕の寂しさを孤独へと追いやるのでした。








後日、Joyce cafeに行ったところ、僕の気持ち悪い晒しプレイを見ていた方が声をかけて下さって、案の定きもいと言われましたが無事友達になりました。いやーゲームやっててよかった。

デザフェス行ってきました

twitterで知り合った地元の匠さんが出展しているということで行ってきました。
初参加だったのでタイトルから察するに高値の絵画やアート作品が並んでるんだろうなと想像してたんですけど、いざ会場に入ると雑貨やら小物、Tシャツから工芸品と大規模フリマのよう(失礼かな)で一安心。

フードコートが会場外にあったので、お昼は佐世保バーガーとコロナでがっつりと。
陽も射して心地よかったので外のベンチでバーガーかぶりつき。
午後からもスタウト片手に会場内をぐるぐると周りました。






個人的にグッときたものはツミハードTシャツ・性癖募集(季刊性癖)・こば式会社。
歴代ゲームのハードを積み上げてあるツミハードTシャツは傍目からもバレにくく着やそう。何しろ店主からゲーマー臭ぷんぷんなところがイイ。
性癖募集ではみなさんの性癖をホワイトボードにつらつらと書いていくというもの。『キャタピラに踏まれる』『血液を吸う』がどぎつかったな。
こば式会社さんは小さな電子部品のアクセサリーを扱ってます。カラフルでエレクトリックなものが多く工作好きな人はビビっときます。

とまぁぶらぶら見ていたんですけども、名の通り広大なビッグサイト。とても全フロア見切れませんでした。
2日間かけてゆっくり見るのがいいかもしれないですね。
ともあれいい買い物もできたのでまた11月にも行こうかな。
匠さんお疲れ様でした。



春の残り香


愛猫あんずは近所では有名な手玉猫。
近所の野良や飼い猫などあたり構わずフェロモンを振り撒いて誘惑してます。
虎次郎くん(茶虎)、アメショー、野良数匹、コーギー、ラブラドールと、数々の動物が振り向いてしまっているようです。
その追求姿勢はまさにビジネスライク。
よく考えれば、あんずは人間で言えばお年頃です。
ちょっと寂しいですけど仕方のないことなんでしょうね。

思い返せば1年半前、あんずが家族となった頃。
それはそれはよちよちした足や愛くるしい瞳、ピンクの肉球に萌えたもんです。







あんずと見つめあう。
あんずともふりあう。
あんずのおっぱいを弄る。
あんずと見つめあう。
またおっぱいを弄る。


幸せそのものだった。


と、擦れた桜の写真を見て愛猫の仄かなピンクを懐かしむ私なのでした。

ベストディスク2010

10枚選出しましたが、2010年発のものはほとんどないんです。ベストディスクというよりはよく聴いていたものです。では参りましょ。


1.I Am Robot And Proud / Uphill City
ボクロボが一切浸透しなかった、カナダのショウハン・リームのソロ。7th floorでのライブではitokenさんとその他もろもろのユニットの演奏で優しく心地よい音場だったのを覚えています。tenori-onをしなやかに使いこなす彼の姿が印象的でした。本作はというとTBSラジオキラキラでBGMとしてよく流れていて、営業中の私に渇を入れる一作でもあり、オフでも癒しの音楽として活躍しました。みな新作を待ちくたびれているんじゃ?



2.L'Altra / Telepathictwitterのタイムラインがやたらとラルトラ騒ぎをしていたので気になって購入。男女混声の哀愁を帯びた声にストリングスとほどよいテンポが最高。大好きな&recordでは今年一番の本作です。来年の来日公演が楽しみです。



3.kadan / KASA
一昨年から追いかけているharuka nakamuraの繊細な音の感触を残しつつも音楽団としてのヒーリングからジャズにいたる多彩な楽曲構成は聴き心地抜群。superdeluxeでの単独公演は、最後10分長に渡る『ienda』に興奮し、感涙し、景色が滲みました。多岐の活動が目立った2010年、まだまだ目が離せません。



4.Perfume / トライアングル
えぇと、のっちかわいいよのっち!



5.texas pandaa / Down In The Hole
2ndのAnd What Flows〜と比べると序盤はやたらポップになったと思っていたら、m4〜m6ではじんじん染入るスロウコア。序盤のかわいいコーラスワークも好きですがやはり真骨頂は中盤にあり。期待を裏切りません。何やらしばらくライブはやらないらしいので、残響ツアーやテキパン忘年会に行けなかったのが悔やまれます。ともかく未聴の方々はテキパンブログから入りましょう。さぁ検索。



6.nujabes / modal soul
追悼ライブにはいけませんでしたが、追悼映像はたくさん見ました。原田郁子さんのメタモルフォーゼでは拍手喝采のなか嗚咽をもらしている人も。追悼コメントを見るとたくさんの方に愛されていたんだとうかがえます。あらためて、心よりご冥福をお祈りします。



7.Jim O'Rourke / Insignificance
新譜visitarではなくてこちらがランクイン。visitarではどんなアバンギャルドなものが出てくるのかと思いきや、38分しっとりとアコースティックで聴かせてくれる作品でした。ちょっと拍子抜け。それよりも私はInsignificanceのGood Times〜Get A Roomが悲壮でノスタルジーでたまらなく好き。六本木付近にお引越ししたいぐらい好き。今年はノイズも聴いてみようかな。



8.小林大吾 / オーディオビジュアル
この方の語感、言葉選びや言い回しの感触はどこから抽出されたものなのか。頭を撫でるような優しいメロディー然り、ケロイドに触れるようなチクチクとしたフレーズ。卓越したセンスで語られるストーリーはさながら短編小説の連続。みなさん視聴だけでもいかがでしょうか。



9.虚弱。/ donguribouya
平成生まれ女子4人組。虚弱。の名の通り音は病的。だけどもポップ。若いですが音は大人。一体若いうちからどんな音楽を聴いてきたらこんなバンドができあがるのか。5曲で500円捨て曲などありません。ポスト○○と形容し難い音楽性や、まだ謎が多いこともあって興味津々です。マイスペへgo!



10.Serph / Accidental Tourist
SINRAからの情報で購入。2m『circus』森に迷い込んでしまうミステリアス、強弱と起伏のあるふわふわエレクトロ、不思議な高揚感。4m『Elfenlied』ノイズ混じりの小突くような細かな機械音。女声を引き立てる突つくようなミニマルビートはこれも不思議な陶酔感。それぞれの曲が異なる色を持ち、着陸の見えないポイントへテンションを上げて連れて行ってくれる。最後まで気の抜けない展開は必聴です。




さて、みなさんの一年はどんな音楽でしたか?

同期が亡くなった

今朝の朝礼で訃報をきいた

わけもわからず起立をさせられ黙祷を捧げた

ハンカチで口元を押える人々

みな泣いているようだ

私にはわからなかった

何で泣けるのか

私にはわからなかった



同期とは数日前に飲みに行ったばかりだった

職場の近くの飲み屋

愚痴やシモの話を延々と繰り広げ

終いにレモンサワーを卓にぶちまけた

来週の飲みの予定を手帳に書き入れ

そして別れた



いま職場の机には花が飾られている

こんなに寂しい花はもう見たくない



ごめんなさい、今はまだ別れの準備ができません

できるまでは予定は消しません

その日までには整理をつけます

それまで時間をください

もうすこし時間をください