冷たい風にくるまって

とおくの朝焼けを見たら

いろんなものが暖かく見えたよ

ものすごく眠かった


だからとにかく世界の中の眠そうないっぴきの老犬と眠い僕でした

とにかくちいさくて暖かかった



賭に流されることが

すごくすごくちいさく

最初からわかっていたけど躊躇して

少ししかわかりもしないのに迷っちゃって



でも

もう厭わない

流るるまま



それにしても

今日の朝の色を

一生の内にいくつ重ねられるだろうかと思うと

老犬と朝日に乾杯